Blog
2016.12.19タベッジャのパネットーネ
ミラノのクリスマスに欠かせ無いのが、パネットーネ。
日本でも最近は売られている様ですね。
ミラノ発祥のパネットーネは、アントニオ、通称トニーと言うパン職人が最初に作り
彼の名前からトニーのパン、パネットーネと名が付いたそう。
パネットーネ酵母という、特殊なイーストが使用されたもで発酵する際に
天然の保存料を出すと言われていて、室内でも3ヶ月から半年程保存が効きます。
ゆっくり発酵させたブリオッシュ生地に、刻まれたドライフルーツが入った
甘く柔らかいドーム型の菓子パン。
手間と時間の掛かるパネットーネは、流石のマンマにも手作りは難しく、
パスティッチェリア(菓子屋)で買うのが恒例。
最近は、アーモンドの入った ”パネットーネヴェネツィアーノ”や栗の入ったものも。
ミラノにはヴェルディも通った、1815年創業のCAFE COVA(コヴァ)や
最近プラダの傘下に入ったマルケージなど、老舗パスティッチェリアがある。
でも 私の一押しは TAVEGGIA (タベッジャ)。1909年創業のお店。
マリアカラスも通ったそうです。
美味しいパネットーネを捜して、ここと言われるお店の物を試した結果、
辿り着いたのが TAVEGGIA (タベッジャ) でした。
甘すぎず、たっぷりのドライフルーツが入っていて、後味もスッキリしている。
パッケージも品があり、クリスマスプレゼントにお渡ししたり、
友人宅に招かれた時にも手土産でお持ちしたり。
毎年、フィレンツェの友人家族にもお送りしている。
喜んで下さる方々の顔を思う浮かべながら今年も送ります。