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2016.12.08マダム バタフライ
イタリアでは、カトリック教会の伝統に基づき、各都市でそれぞれ守護聖人が奉られて,
今日12月7日はミラノ市の守護聖人 Sant’Anbrogio(聖アンブロージュ) の祝日。
イタリア中でミラノだけ会社、学校、公共機関等がお休み。
4世紀、ローマ帝国から迫害を受けた殉教者の為にアンブロージュが創建した
ミラノ最古の教会は、彼が亡くなった後、アンブロージュ教会と呼ばれるようになった。
多くの奇跡を残し、ミラノの人達に貢献し守護聖人に。
そしてこの祝日は、スカラ座の年間プログラムのスタートの日でもある。
初日の演目は プッチーニの代表作 ”マダムバタフライ”
世界中から要人、スターが集まる為、スカラ座の周りは厳戒態勢。
バリケードが巡らされ、招待客以外は近づけない。
日伊国交150年を記念して、北斎展も美術館で開催され、日本モード一色。
ガレリアも巨大なツリーの横に、マダムバタフライ の画像が。
。。しか描かれた蝶々夫人の目は糸の様に細い。。。ガッカリ。。
唯一のデパート、リナシェンテの大きなウインドーも全て、マダムバタフライ!
通りゆく人達が皆んな足を止め見入ていた。
着物も帯も、かつらも良く出来ている。
手描きのものや、イタリアが得意なジャガード織りなどでイメージはリアル。
芸者さんなのか、蝶々夫人?なのか、、
ヘッドホーンを付けテレビを観ているなんて、
ユーモアとセンス、そして迫力のあるインスタレーションは見応え十分だった。
スカラ座初日の マダムバタフライ の公演は30年ぶりだそう。
その人気は凄まじく、またたくまにチケッチはsoldeoutに!
ミラノに居ても観られるとは限らない。。 残念!
リナシェンテ ウインドー