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2017.04.13Salone del Mobile サローネ.デル.モービレ
受注会を終え、先週ミラノに戻ると春爛漫!
新緑と咲き誇る花々、私の大好きな藤もたわわに花を付け、
古い建物に命を吹き込むかの様。
そして先週は、年に一度開かれる サローネデルモービレ 世界最大の国際家具見本市が
ミラノで開催された。
世界中から家具関係、照明、建築、そしてスペースやインダストリアルデザイーナー、
またデザインを学ぶ学生たちがミラノに集まり、国際見本市会場だけでなく街自体が
展示場と化し、終わった今は祭りの後の様な静けさ。。
ここ数年、ファッションアパレルもインテリア部門のある、
ミッソーニー、フェンディー、ルイヴィトンやエルメス,マルニなども参加している。
ルイヴィトン エルメス
マルニ メキシコで製作されたビニールを使ったカラフルな椅子や遊具の展示
正に、デザインは生活を豊かに彩る不可欠なもの。
専門家やそれを職業にしている人達だけでなく、一般市民の関心の高さにも驚かされる。
インテリアと言っても幅は広く、ガーデェンから浴室、キッチン、サロン、食器に至るまで。
だから、老若男女、子供も楽しめる。
普段は、購入する意思がない限り店内には入らない。その為にウインドーディスプレーがあり、散歩をしながらのウインドーショッピングは日課の様だ。
サローネの期間は、ちょっと敷居の高いショップもオープンになっていて
誰でも自由に展示を観れる。通常販売する商品以外にデザイナーの新作を紹介し、
新人の育成にも一役買っていてその人口の多さ、関心の高さがイタリアのインテリア業界を
支えている。
そして街中が巨大な大人の為のアミューズメントに。
住宅地に出没した展示物。昼と夜。
ブレラ美術館のインスタレーション。
毎年、注目される日本のデザイナー集団 Nend 。フワフワなびく花瓶
ブレラ地区にあるリチャード、ジノリ の展示。パスクワを前に卵のオブジェ。
この7日間の為だけに、これでもかと言わんばかりの情熱で展示をしている。
それを感じるだけでも、とっても刺激になる。
確かに人の手で想いを持って作られた物は、人の心を動かす。
五感で楽しんだサローネ、また来年も楽しみだ!
ブレラ地区に展示されたティンバーランドのオブジェ。デザイン的にどう??だろう。。
でも子供達には大人気!